東北福祉大「スーパー1年生」が全国デビューへ 大塚監督「160キロ出る」 阿部主将「衝撃の1球」

[ 2022年6月5日 16:58 ]

東北福祉大・堀越(撮影・柳内 遼平)
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 第71回全日本大学野球選手権はあす6日、神宮と東京ドームで開幕する。5日は都内で各大学の監督と主将が出席し記者会見が行われた。神宮の2日目で九州共立大と対戦する東北福祉大は「秘密兵器」の登板が試合の鍵を握る。

 3年連続で投手がプロ入りしている東北福祉大の剛腕が全国デビューする。花咲徳栄(埼玉)から加わった最速155キロ右腕・堀越啓太投手(1年)は、救援投手として今春の仙台六大学リーグの優勝に貢献。現役時代は西武で外野手として活躍した大塚光二監督は記者会見で「彼は怪物。160キロは(将来的に)多分いくと思う。津森(ソフトバンク)とか山野(ヤクルト)とか椋木(オリックス)の1、2年目を見てきたけど超えてる」と実感を語った。

 急成長で晴れ舞台のベンチ入りを果たした。花咲徳栄時代は最速147キロだったが、卒業後に体重を5キロアップの92キロまで増やして力強さが増した。5月23日の仙台大戦では1イニングで投じた23球の直球の内、20球が150キロを超えた。堀越は同じスリークオーターの巨人・大勢の投球動画を繰り返し視聴し「腕が低くて球が速いところが似ているので投げる時にイメージしている」と目を輝かせる。阿部大夢主将も「全国の野球ファンに衝撃の1球をお見せできると思います」と期待した。(柳内 遼平)

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2022年6月5日のニュース