広島・遠藤 故郷・土浦から駆けつける両親に「成長した姿見せたい」 宇都宮での17日・巨人戦に先発

[ 2022年5月17日 05:30 ]

広島・遠藤
Photo By スポニチ

 セ・リーグ2位の広島は、17日から3位・巨人と宇都宮~東京ドームを転戦する3連戦に臨む。初戦の先発・遠藤淳志投手(23)はマツダスタジアムでの最終調整後に宇都宮へ移動。4回6失点で敗戦投手となった前回4月21日のリベンジを果たし、故郷の茨城県土浦市から応援に駆け付ける両親や友人に「成長した姿を見せたい」と力を込めた。

 快晴のマツダスタジアム。遠藤は、巨人戦に先発予定の床田や九里、20日の中日戦に向かう大瀬良らと汗を流した後、新幹線で北関東へ向かった。8回3失点(自責1)で2勝目を飾った8日のDeNA戦から中8日。6連戦の初戦を担うのはプロ5年目で初だ。

 「6連戦のアタマだからといって変えることはない。大地さんや亜蓮さんに“俺らがチームを引っ張るから、お前は思う通りに投げろ”と言われているので、自分の投球を心がけたいと思います」

 舞台となる宇都宮清原球場の土は6年前に踏んだ。新チームで臨んだ霞ケ浦高2年秋の関東大会、1回戦で山梨学院に敗れた16年10月22日。ただ、当日は「自分の不注意でケガし、エースではなく3番手だった」ため、ベンチ入りはしたものの投げてはいない。

 実質初めてのマウンド。モチベーションはある。故郷の土浦市と同球場は約70キロ、車で約90分の距離にあり、17日の試合には父・隆さんと母・美江さん、地元の友達らが応援に駆け付けるという。

 「ワクワクしています。今年で5年目になりますが、成長している姿を見せたい。いい緊張感の中で臨めたらいいかなと思います」

 リベンジへの思いも強い。4月21日以来の巨人戦。東京ドームでの前回登板は岡本和、ウォーカー、丸に手痛い一発を浴び、4回6失点(自責4)で敗戦投手となった。「変化球の時に腕の振りが弱くなった」ことに起因する3被弾だった。

 「課題はそこ。(8日の)DeNA戦はそこを意識し、思ったように投げられたので、プラスに捉えて明日もしっかり投げたい。巨人にはやられているので、やり返す気持ちで臨みたいと思います」

 3位・巨人とは0・5ゲーム差。カード初戦で対戦成績を5勝5敗の五分に戻し、床田と九里で突き放す。真っすぐに切れがあり、変化球の制球も向上した遠藤が両親、友人に成長した姿を披露しながら先陣を切る。(江尾 卓也)

続きを表示

2022年5月17日のニュース