パイレーツ・筒香「初めて」チーム無安打で勝った 併殺崩れで奪った1点守りメジャー6度目珍記録

[ 2022年5月17日 02:32 ]

ナ・リーグ   パイレーツ1-0レッズ ( 2022年5月15日    ピッツバーグ )

<パイレーツ・レッズ>2回、中飛に倒れる筒香
Photo By ゲッティ イメージズ

 パイレーツが無安打に封じられながら勝利した。5番でいずれも外野フライで3打数無安打だった日米13年目の筒香も「ノーヒットで勝った経験はなかったので、僕の中でも初めて。ベンチも盛り上がっていたし、いくぞという雰囲気は出ていた」と不思議な1勝の余韻を口にした

 相手先発はレッズの新人グリーン。4月16日のドジャース戦で100マイル(約161キロ)超を39球投げてメジャー新記録をマーク。ロッテ・佐々木朗とも比較される22歳の快速右腕だ。剛球の前に封じられていた8回1死から連続四球を選び、無安打無得点投球を続けていたグリーンは球数が118球に達し降板。2番手からも四球で満塁とし、二ゴロ併殺崩れの間に1点をもぎ取った。投手陣は7回3安打無失点の先発キンタナから、3投手が4安打完封リレーでこの1点を守り切った。

 無安打勝利は08年のドジャース以来、14年ぶり6度目。7回に球審の判定に抗議して退場となっていたデレク・シェルトン監督は「メジャーで勝つのは難しいことだから、我々は勝ちを取る」と笑顔だった。

 ▽前回の無安打勝利 08年6月28日 ドジャース○1―0●エンゼルス
 先発ビリンズリーが7回3安打無失点で、ブロクストン、斎藤(現DeNAチーフ投手コーチ)のリレーで逃げ切り、斎藤は12セーブ目を挙げた。打線はウィーバーの前に沈黙していたが、5回に先頭ケンプが投手の失策で出塁。次打者の打席で二盗し、捕手の悪送球を誘い一気に三塁へ。デュウィットが右犠飛で虎の子の1点をもぎ取った。無安打勝利は92年のインディアンス以来、16年ぶりだった。

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