武井壮 日本ハム2軍で臨時コーチ、“走り方指導”で田宮、宮田が好タイム記録マーク

[ 2022年2月3日 14:03 ]

<日本ハムキャンプ>武井壮(右)の指導を受ける清宮(球団提供)
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 日本ハムの新庄剛志監督(50)から春季キャンプでの臨時コーチのオファーを受けた陸上十種競技元日本王者でタレント・武井壮(48)が3日、沖縄・国頭での2軍キャンプで、選手への指導を行った。前日2日は名護の1軍キャンプを訪れていた。

 新庄監督の訓示後、武井が講義をスタート。選手は車座になって聞き、その様子を新庄監督が後方で見守った。武井は自ら走り方を実演し「変化を体で理解してください」などとアドバイス。武井が新庄監督に「ビッグボス、ボス組(2軍)素晴らしい」と話しかける場面もあった。武井が選手の先頭に立ってジョギングを実演する場面もあり、「僕と空中の時間を合わせるように」などと指示。その後、重りを使ったトレーニングをする際の方法について講義した。また、短距離(20メートル走)のタイム計測も行い、2回目には、1歩目を1回目よりも3、4センチ前に踏み出すようアドバイス。田宮が2秒88、宮田が2秒80の好タイムを記録した。講義が終了すると、選手から拍手が送られた。

 武井は講義後、「無事に終わってよかった。けが人が出ることもなく、選手たちは走るとか、自分の体を動かすってことに有効な体の使い方みたいなものをすごいスピードで吸収してくれた」と満足そうに話し、「新庄さんは常にどんな人の意見でも柔軟に取り入れて、無駄なものをなくして最短距離で選手たちが成長できるように取り組んでいる最中。そこの一端を、体を正しく動かす、体を効率的に移動させるとか、そういった指導を僕に任せてくれた」と話した。そして、「ビッグボスが招集をかけているメンバーたちは本当にそれぞれの分野でビッグボスが認めた素敵な考えの持ち主ばかり。そういった人たちの意見が全員分集まって、選手は確実に成長すると思う。僕だけの力は小さいですけど、ビッグボスの頭の中にあるすべてがプラスされた時には、もしかしたらものすごい大きな力になるかも知れないなと期待しています」と日本ハムの躍進を予感していた。

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2022年2月3日のニュース