由伸キッパリ「日本一獲りたい」 25年ぶり頂点で裏方に感謝「いろんな方のサポートで実力以上の数字に」

[ 2021年10月27日 22:10 ]

優勝し笑顔で会見する山本(撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 オリックスは27日、96年以来、25年ぶり13度目のパ・リーグ優勝を達成した。この日、優勝マジックを3としていた2位・ロッテが楽天に敗れたため、試合のなかったオリックスの優勝が決まった。エースの山本由伸投手(23)は全てリーグトップの18勝、防御率1・39、勝率・783、206奪三振、4完封という圧巻の成績で優勝に貢献。優勝会見では「いろんな方のサポートがあって実力以上の数字になったので感謝しています」とスタッフらへの感謝を口にした。

 山本は今季、開幕戦こそ敗れたが要所で存在感を発揮。東京五輪では先発の軸として金メダル奪還に貢献、この日2つ目の大きな“勲章”を手にした。山本は「本当に、すごくうれしいです」と率直に喜びを語り、「1年間戦い抜いて全員で勝ち取った優勝なので、喜びがより大きい」と笑顔。記録尽くしのシーズンを振り返り、「いろんな方のサポートがあって、自分の実力の数字というよりは実力以上の数字になったので感謝しています。毎週コンディションを整えてくれるトレーナーさん、ピッチング練習を受けてくれる裏方さん、サポートの力あってのパフォーマンスだと思います」と続けた。

 昨季までの自身について「調子の波が大きかった」と振り返り、1973年の米田哲也を超えて球団新記録の15連勝をマークするなど真のエースに成長した今季について「課題が克服できて、レベルアップが実感できてうれしい」。

 五輪金、リーグ制覇、個人タイトルに続いて“次に獲りたいもの”を問われると「これからクライマックス、日本シリーズとあるので全員で日本一を獲りたい」ときっぱり。そして「長く優勝を待ってくださたファンの皆様、負けてる間も応援し続けてくださったファンの皆様、応援ありがとうございます。リーグ優勝という形でできたんですが、日本一を目指し頑張ろうと思いますので応援よろしくお願いします」と歓喜を待ちわびたファンへ感謝のメッセージを送った。

続きを表示

この記事のフォト

2021年10月27日のニュース