阪神・岩田稔の引退にベリーグッドマンがねぎらい「さらなる飛躍が楽しみ」 約3年半前から交流の仲

[ 2021年10月27日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0ー4中日 ( 2021年10月26日    甲子園 )

ベリーグッドマンからの色紙を受け取った阪神・岩田稔
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 阪神・岩田稔と親交のあるボーカルユニット・ベリーグッドマンのRover(33)とMOCA(33)が16年間の現役生活を終えたサウスポーにねぎらいのメッセージを送った。登板時の登場曲で使われるなど約3年半前から交流。秘話を明かした。(取材・構成 遠藤 礼、長谷川 凡記)

 岩田稔とベリーグッドマンの出会いは3年半前だった。Roverが通っていた整骨院が同じだったことで交流が始まった。施術後に整骨院の前にある公園でキャッチボールをして調整するのがルーティン。「びっくりするぐらいキャッチャーミットの受ける音が大きくて…。すごいなと」。第一線で活躍するため、懸命にケアする姿も見てきた。

 「1型糖尿病」を患う岩田は食事の席でも平気な顔でインスリン注射を打った。靴をプレゼントしてもらった際には待ち合わせ場所まで「車じゃなくてママチャリ(自転車)で届けに来た」とマイペースな素顔を知る。カラオケでは登場曲「ベーリーグッド」をデュエットするなど思い出は尽きない。

 Roverとの縁もあり、メンバーのMOCAも食事を介して付き合いが始まった。SNSの投稿で東京滞在を知った岩田から登板前日にアルコール抜きで食事に誘ってもらったことがあった。「次の日の初回に7点取られて…。すいませんでしたとLINEを送ったら“昨日の飯は別に関係ない”と言ってくださった」。19年7月28日の巨人戦で初回7失点。言い訳を一切しなかった。

 野球と音楽。活躍の場は違えど親交を深めてきた。Roverは「登場曲に使用してくださってありがたく思っています。野球から離れたとしても、悠々と人生を歩んでいかれる人だなと思っているので、ワクワクする気持ちもあります」と感謝の気持ちを伝え、MOCAも「プレーしている記憶はこれからも残り続けると思う。ここから岩田さんのさらなる飛躍が楽しみです」とねぎらった。

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