山あり谷あり!25年ぶりVのオリックス 由伸、吉田正ら主力選手の今季活躍を一覧で振り返る

[ 2021年10月27日 21:20 ]

6月13日の交流戦・広島戦で、9回2死満塁、栗林からサヨナラ打を放ちナインから手荒い祝福を受けるT―岡田(左から2人目)(撮影・後藤 正志)
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 オリックスは27日、イチロー氏が中心選手だった96年以来、25年ぶり13度目のリーグ優勝を果たした。同日に、ロッテが楽天戦に敗れたためで、12球団で最も優勝から遠ざかった球団に四半世紀ぶりに歓喜の輪ができた。

 開幕戦から山あり谷ありで戦い続けた激動の1年を改めて振り返ってみた。

 ▼3月26日 開幕戦に山本が登板も、7回4失点で敗戦投手。球団としては10年連続開幕戦の黒星で、リーグワーストを更新。

 ▼3月27日 19歳7カ月の宮城が開幕2戦目で勝利し、監督代行から正式就任した中嶋新監督に“初勝利”をプレゼント。10台での開幕カード勝利は、球団では57年の米田哲也(19歳0か月)以来、64年ぶり。

 ▼3月28日 西武に敗れ、開幕カードは10年連続の負け越し。

 ▼3月30日 ソフトバンクに敗れ、7年連続で本拠地開幕戦黒星。

 ▼4月1日 中5日で先発した山本がソフトバンクを完封し、7年ぶりの本拠開幕カードに勝ち越し。

 ▼4月8日 平野佳がNPBで1286日ぶりのセーブ。

 ▼4月10日 能見が、阪神に続き複数球団での最年長ホールド達成。

 ▼4月18日 ロッテに逆転負けで借金6。6位の日本ハムとゲーム差なし。

 ▼4月23日 山岡の今季初勝利でチーム4連勝。

 ▼5月2日 能見が、阪神に続き2球団での最年長セーブを達成。史上初の快挙。

 ▼5月26日 宮城が開幕5連勝。高卒2年目以内では、球団最長記録。

 ▼6月3日 交流戦で阪神に勝ち越し。

 ▼6月9日 宮城が巨人戦で7回2死まで無安打投球。

 ▼6月10日 T-岡田が1本塁打含む3安打3打点で、4月1日以来の勝率5割復帰。交流戦首位タイに浮上。

 ▼6月11日 山本が自己最多15奪三振で広島に快勝。交流戦単独首位浮上で、チームは18年7月21日以来の貯金。

 ▼同 宮城がロングヘアから「五厘刈り」にして球場に登場。

 ▼6月12日 広島に快勝し、交流戦11年ぶりの優勝決定。

 ▼6月13日 広島の守護神・栗林からT-岡田がサヨナラ打を放ち、6連勝達成。

 ▼6月17日 交流戦MVPに山本が選出。

 ▼6月18日 山本の好投でチームは単独2位浮上。

 ▼6月20日 宮城が8回無失点で、チームは10年ぶりの8連勝。また、14年7月25日以来、2522日ぶりの首位タイ浮上。

 ▼6月21日 9連勝で単独首位浮上。

 ▼6月22日 97年以来、24年ぶりの10連勝。

 ▼6月23日 11連勝。84年、阪急時代の13連勝以来の大型連勝。

 ▼7月3日 山崎福が7回無失点で、チームは7年ぶり貯金10に到達。

 ▼7月13日 来田がプロ野球史上初となる「高卒新人の初打席初球本塁打」を日本ハム戦で記録。

 ▼7月14日 前半戦最終戦は日本ハムに黒星。

 ▼8月7日 東京五輪で日本代表が金メダル獲得。

 ▼8月13日 後半戦開幕戦で、宮城が両リーグ一番乗りの10勝目。高卒2年目では、87年桑田以来。

 ▼8月21日 吉田正のサヨナラ犠飛で五輪後初登板となった山本が初の10勝到達。

 ▼8月29日 ソフトバンク・和田の先発試合で、5年ぶりの勝利。

 ▼9月3日 山本がソフトバンク戦で8回1失点の好投。12勝目で今季初めてリーグ単独トップに。チームも50勝一番乗り。

 ▼9月5日 吉田正が左脚の負傷で登録抹消。6月20日以来守ってきた首位から陥落。

 ▼9月7日 ロッテとの首位攻防第1ラウンドで、サヨナラ勝ちして再奪首。

 ▼9月8日 ロッテに逆転負けし、再び陥落。

 ▼9月10日 山本が西武戦に6回無失点で10連勝。

 ▼9月12日 杉本が西武戦で26号を放ち、本塁打王争いで単独キングに。

 ▼9月14日 宮城が楽天戦でパ・リーグ相手に今季初の黒星。

 ▼9月26日 吉田正が負傷から復帰。楽天戦はドロー。

 ▼9月28~30日 負ければロッテに優勝マジックが点灯する3連戦で、3試合連続逆転勝ち。

 ▼10月2日 宮城がソフトバンク戦に7回1失点で12勝目。チームも再奪首に成功。

 ▼10月3日 吉田正が2日の死球で右尺骨骨折し登録抹消。

 ▼10月5日 代役3番・紅林の10号などでチーム8連勝。

 ▼10月7日 杉本が30本塁打。球団の日本人右打者では90年の石嶺和彦(37本塁打)以来、31年ぶりの大台。

 ▼10月9日 山本がソフトバンク戦で8回2失点。1973年米田哲也に並ぶ球団タイの14連勝。

 ▼10月12~14日 最後のロッテ3連戦で、1分け2敗。2位・ロッテに優勝マジック「9」の点灯を許す。

 ▼10月19日 楽天に逆転勝ちし、前日に奪われた首位を奪取。

 ▼10月21日 本拠地・最終戦の西武戦で、宮城が6回途中1失点で13勝目。

 ▼10月25日 今季最終戦の楽天戦で、山本が4安打完封の有終の美。最多勝、最優秀防御率、勝率第1位、最多奪三振、最多完封数の「投手5冠」が確実となる。

 ▼10月27日 ロッテが敗れ、25年ぶりの優勝が決まる。

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