ソフトB中村晃「絶対負けられない」逆転満弾　　チーム23イニングぶり得点

パ・リーグ   ソフトバンク─楽天 （ 2021年10月5日    ペイペイD ）

＜ソ・楽20＞初回2死満塁、右越えに満塁本塁打を放つ中村晃。投手・早川（撮影・岡田　丈靖）
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　一振りで流れを変えた。0―1の初回、2死満塁。ソフトバンク・中村晃外野手（31）は楽天・先発早川の146キロ直球を強振した。打った瞬間に確信。鷹党の待つ右翼席に吸い込まれる逆転の5号満塁弾だ。

　「みんながつないだチャンスだったので、絶対に生かしたいと打席に入った。いいスイングで仕留めることができたと思います。今日は絶対に負けられない楽天との1戦目。チーム一丸となって勝てるように頑張ります」

　いつもはクールな選手会長だが、ベンチのナインに出迎えられると笑顔がはじけた。9月30日に緊急事態宣言が解除され、観客の上限が1万人に緩和された本拠地。一塁の守備位置に向かうと大拍手に包まれ、帽子を取って応えた。また、この日は川島の38歳誕生日。「勝利で祝福したいと思います」とコメントした。

　チームの得点は1日オリックス戦の5回に挙げて以来、23イニングぶりだ。CS出場へ負けられない3位・楽天との直接対決。先発の東浜に強力な援護点をプレゼントした。