阪神戦力外5選手がコメント 荒木「1軍に呼ばれることがなかったので当然覚悟はしていた」

[ 2021年10月5日 16:45 ]

阪神・荒木
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 阪神は5日、荒木、伊藤和、石井将、育成の鈴木、藤谷の5選手に対して来季の契約を結ばないことを発表した。今後について石井将と鈴木は現役続行を希望し、荒木、伊藤和、藤谷は未定としている。

 今季1軍出場なしに終わった11年目の荒木は、「1軍に呼ばれることがなかったので、自分の中で当然覚悟はしていたので、驚きはしていないです。実績は残せなかったですけど、今他球団でプレーされている鳥谷さんや福留さんと一緒に野球をすることができたことは自分の中で凄く良い時間でしたし、たくさんの人から野球を勉強させてもらったなという思いはあります。やっぱり他の球団に比べてもタイガースファンの方々の応援の熱というのは凄く感じましたし、その応援の中で、甲子園でプレーさせてもらえたことは本当にありがたかったなと思います」とコメントした。

 ▼伊藤和 「毎年覚悟はしていたんですけど、特に今年は結果が出なかったら終わりと思ってやった1年だったので、覚悟はできていました。(今後は)いろいろな人に相談して決めたいと思っていますけど、自分の中ではひと区切をつけて違う道に進もうとは考えているんですけど、そこは相談しながら決めたいと思います。(矢野監督には)1軍の監督になられた時にも名前を出してもらって、期待していただいていると感じていたんですけど、その期待に応えることができなかったので、申し訳ないというか、本当に悔しいという思いです」

 ▼石井将「やっぱり何一つ結果を残せていないので、そういう意味では覚悟はしていました。去年は支配下に上がってからも1軍の登板は1試合で終わって、そこからサイドスローにして自分の中では今年が勝負の年だと思って取り組んでいましたけど、なかなかうまくいかなかったので。自分の中でも覚悟はありました。体は全然元気なので。腕を振れる時に全力で腕を振っていきたいと思うので、今はまだ挑戦していきたいという気持ちです」

 ▼鈴木「去年戦力外になり、阪神さんにチャンスをいただいて、2月のキャンプから1軍に呼んでいただき、大きなチャンスをいただいたのにそこで自分が怪我をしてしまって、そのチャンスを潰してしまったというのは本当に悔しかったですし、ただ、改めてこうしてチャンスをいただいた阪神タイガースには感謝の気持ちでいっぱいです。(2軍で)6月の後半から1点も取られていないということは自分の中で凄く自信になっていて、手応えも感じているので、次どうなるかわからないですけど、去年戦力外になった時もそうでしたが、自分の中では正直まだやれるという思いです。今は3年間1軍で投げていない状況ですが、1軍で投げてみたいという気持ちは凄く自分の中であるので、やれることをやりながら、良い話があれば良いなと思って、野球は続けていきたいと思っています」

 ▼藤谷「当然悔しい気持ちはありますけど、やっぱり野手もやらせてもらえて本当に感謝しています。投手をやっていたら3年前にクビになっていたかもしれないですし、矢野さんに対しても、野手に挑戦するチャンスをいただいた球団に対しても、凄い感謝しているというのが今の率直な気持ちです」

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2021年10月5日のニュース