イチロー氏 今季の大谷を“SHO賛”「具体的な数字で一定の答えを示した年」

[ 2021年10月5日 05:30 ]

大谷(左)とイチロー氏(2018年9月)
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 マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(47)が3日、所属事務所を通じてコメントを発表し、エンゼルスの大谷翔平投手(27)の今季の活躍を称賛した。

 大谷翔平と言えば二刀流、無限の可能性、類いまれな才能の持ち主、そんなぼんやりした表現をされることが多かったように思う。比較対象がないこと自体が誰も経験したことがない境地に挑んでいる凄みであり、その物差しを自らつくらなくてはならない宿命でもある。外野からの視点だが、ケガなくシーズンを通して活躍した2021年は具体的な数字で一定の答えを示した年だと思う。

 中心選手として長い間プレーするには1年間、全力でプレーした軸となるシーズンが不可欠だ。それが今年築けたのではないか。アスリートとしての時間は限られる。考え方はさまざまだろうが、無理はできる間にしかできない。21年のシーズンを機に、できる限り無理をしながら翔平にしか描けない時代を築いていってほしい。(マリナーズ会長付特別補佐)

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