菊地選手がドラフト金の卵発掘 福岡大・仲田慶介 強肩&両打ちの努力家

[ 2021年10月5日 05:30 ]

強肩&両打ちの福岡大・仲田慶介(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 運命のドラフト会議まであと6日。今年は例年よりも早い11日に開催されるだけに、スカウトの動きが慌ただしくなってきた。そんな中、金の卵を発掘するために全国を駆け巡るフリーライターの菊地選手(39)がお薦めする選手を紹介する。コンセプトは「化けたらとんでもない選手になる」――。

 【福岡大・仲田慶介外野手(22)】努力の鬼、ですね。福岡大大濠では甲子園に出場しましたが、控えの内野手。大学に入った当初は遠投は80メートルくらいだったんですけど、今は120メートルですよ。外野手として強肩の部類に入ります。スイッチヒッターになったのも大学から。「右投げ左打ちの外野手では、特長がないから」っていう理由からです。本当にプロを目指して4年間、練習に打ち込んできたのが分かります。

 自主練習では毎日、バッティングセンターです。ストラックアウトでパーフェクト賞を取ると副賞で打席券がもらえるらしく、それがルーティンに。あまりにもパーフェクトを出すから地元のテレビ局が取材に来たそうですよ。個人的には今年のドラフトで一番気になる選手ですね。

 ◇仲田 慶介(なかた・けいすけ)1999年(平11)7月25日生まれ、福岡県出身の22歳。小1から野球を始める。原北中では軟式の白龍ベースボールクラブに所属。福岡大大濠では2年春からベンチ入りし3年春に甲子園出場。福岡大4年春にベストナイン。全日本大学野球選手権4強。1メートル75、78キロ。右投げ両打ち。

 ◇菊地選手(きくちせんしゅ)1982年(昭57)生まれ。本名・菊地高弘。雑誌「野球小僧」「野球太郎」の編集部員を経て15年4月からフリーライターに。ドラフト候補の取材をメインに活動し、ツイッター上で「大谷翔平」とツイートした最初の人物(2010年10月8日)。野球部員の生態を分析する「野球部研究家」としても活動しつつ、さまざまな媒体で選手視点からの記事を寄稿。著書に、あるある本の元祖「野球部あるある」(集英社)などがある。ツイッターアカウント:@kikuchiplayer

続きを表示

2021年10月5日のニュース