八代清流 初の8強進出 先発の中田が投打で躍動 指揮官も称賛「要所要所を締めてくれた」

[ 2021年7月19日 21:22 ]

第103回全国高等学校野球選手権熊本大会3回戦   八代清流3―1翔陽 ( 2021年7月19日    熊本県リブワーク藤崎台 )

<八代清流・翔陽>ベスト8進出を決め喜ぶ中田
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 12年に八代南と氷川が統合して開校した八代清流がシードの翔陽に3―1で勝利し、初のベスト8進出を決めた。

 先発した中田大誠投手(3年)が投打で躍動した。初回に1点を先制されたが、2回以降は120キロ台の直球やスライダーなどでスコアボードに0を並べた。8回1死二、三塁では藤吉莉玖(2年)にマウンドを譲り、中田は三塁へ。藤吉はここを無失点に抑えたが、9回に1死から2連続四球を与え、中田が再登板した。「今度は自分が助けよう」と遊ゴロ併殺に抑えて喜びを爆発させた。5回には勝ち越しのスクイズを決めるなど打っても2安打と活躍。山崎清貴監督は「中田が要所要所を締めてくれた。それが一番大きいですね」と称えた。

 昨年の独自大会を除けば夏の県大会は初戦敗退が続いていたが、今夏1回戦で初勝利を挙げこれで3勝目。この日も流れた八代清流の校歌は八代市出身で「雨の慕情」などで知られる歌手の八代亜紀(70)が作詞、作曲した。中田は「勝って歌うのは気持ちいいです」と話した。

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