阪神・佐藤輝「清原超え」は通過点!シーズン34発ペース「もっともっと上を目指し」限界突破誓う

[ 2021年7月19日 05:30 ]

球宴でも本塁打を放った阪神・佐藤輝(撮影・岡田 丈靖)
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 限界は決めない。阪神・佐藤輝は、新人の最多本塁打記録も通過点に、後半戦のさらなるアーチ量産に言及した。

 「後半は今以上の成績を残せるように頑張っていきたい。やるからには、もっともっと上を目指してやっていきたい」

 ルーキーながら20本塁打、52打点はいずれもチームトップ。それでも「満足している数字は特にない。もっともっと自分はできると信じている」と、飽くなき向上心をみせ、チームを勝利に導く一打を求める覚悟だ。

 シーズン34本塁打ペースで、清原和博と桑田武が持つ31本の新人記録更新の可能性は十分。「その記録を抜くことができればうれしいですけど、そこで終わりじゃない。そこを目標にするのではなく、一戦一戦、一打席一打席を集中して。そこからもっと積み重ねていけたら、よりうれしい」。見据えるところは、より高いものだ。

 豪快なスイングでスタンドを沸かせる一方で、既に新人最多の121三振を記録。「当てにいってもヒットは打てない気がする。当てにいってヒットを打てる技術があればいいんですけど。そこは自分の技術不足」。後半戦も他球団の徹底マークが予想されるが「(三振を)減らすためにスイングを強くするのではなく、強いスイングの中でしっかり三振を減らしていける方法を考えている」と中断期間でのレベルアップにも余念がない。

 「五輪期間があるので、いろいろ試すチャンスがある。しっかりといろいろ試していきたいと思います」

 初めて出場した球宴では球界を代表するスラッガーたちと野球談議を交わした。夢舞台での新たな発見と経験も生かし、己をさらに磨く夏とする。(阪井 日向)

 《DeNA・牧とインスタライブ》阪神・佐藤輝、DeNA・牧の新人コンビがタッグを組んだイベントが開催される。両球団が共同企画「選手寮から配信します! ルーキーたちのインスタライブ」の実施を発表。20日午後7時30分から、インスタグラム上で両選手がコラボトークショーを繰り広げる。新人ながら前半戦で20本塁打の佐藤輝は「牧選手からどんな話が聞けるか楽しみ」とコメント。牧も「こんな機会じゃないとできないコラボ。ぜひ、見にきてください」とアピールした。

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