阪神・中野「3割30盗塁」誓う!目標はでっかく「自分の役割果たして」ミスター以来の偉業へ

[ 2021年7月19日 05:30 ]

打率3割&30盗塁を目指す阪神・中野
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 佐藤輝同様、さらなる活躍を期待される阪神・中野は、58年の巨人・長嶋茂雄を含めプロ野球史上2人しかいない新人での「打率3割&30盗塁」に目標を上方修正した。

 「打撃面では(打率)3割を目標にやっていって、30盗塁したい気持ちはあります」

 前半戦は76試合に出場し打率・278、16盗塁。「出来すぎているのかなというのが一番の印象」と謙そんするが、上昇の余地はある。6月25日DeNA戦から6試合、24打席連続無安打と不調に陥り7月2日広島戦では先発落ち。そんな苦境を乗り越える、きっかけの一つとなったのが近本の助言だった。

 「(自分の)調子が悪いときに、近本さんは打撃の調子が良かったので、どういった感じで打っているのかを練習の時に聞いた。“自分のスイングをすることが一番大事”と言われました」

 以降、意識して取り組むと「(球の)捉え方が良くなった」と自己最長を更新する11試合連続安打で前半戦を終了。・300から・265まで下がった打率も盛り返した。

 63年ぶりの偉業には、前半戦以上の数字が求められるが、達成すればリーグ優勝はもちろん、「新人王」獲得の可能性もふくらむ。

 「役割をしっかり果たすことによって結果がついてくると思う」。球宴出場を果たし、多くを学んだ即戦力ルーキーが、後半戦もチームの推進力となる。(須田 麻祐子)

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