【ダルビッシュと一問一答】無念3敗目 続投志願すると失点「びっくりするくらい」

[ 2021年7月4日 12:26 ]

ナ・リーグ   パドレス2―4フィリーズ ( 2021年7月3日    フィラデルフィア )

<フィリーズ・パドレス>パドレスの先発・ダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(34)は3日(日本時間4日)、フィラデルフィアでのフィリーズ戦で今季17度目の先発登板したが、3敗目(7勝)を喫した。この日は6回を投げ、球数98球。6安打1四球8奪三振、4失点。防御率は2・65となった。チームは2―4で敗れた。

 試合後の一問一答は以下の通り。

――雨の影響。
「試合前は特に何も考えず準備をしていて。試合中の中断は2回くらいバッティングケージに行って捕手に投げたりしました。考えすぎないようにしました」

――今日の調子。
「2回はあまり良くなかったけど、途中からは球は悪くなかった。自分の中でプラン通りに投げたのが長打になることが多かった」

――ハーパーとホスキンスの2人に点を取られた。
「ハーパーの最後は犠牲フライ。一打席目、本塁打は球が弱い状態で入ってしまった。僕はハーパーはそんなに嫌じゃない。ホスキンスは最後の打席は良いアプローチをされた。スライダー、カッターを打者からしたら良いファールを打っていた。嫌な感じがあったし、最後はちゃんと仕事をされたなと」

――今日で今季100イニングを越えた。
「今年は納得行く試合があまりなくて、あるとしたらロッキーズ戦とこの前のドジャース戦。それ以外はだましだましやっている感じ。その中でこの時点で100イニングは良いことですけど、自分だったらもうちょっとできる、こんなはずじゃないというところがある」

――6回にホズマー一塁手が、ファールフライを取れなかった。
「僕はいつも言っていますけど、基本(チームメイトの)守備、バッティングについては文句はない。自分が嫌なのはトライしようとしない人。思いっきり走らないとか、ちゃんと投げようとしないとかは怒ります。でも今日のホズマーは(打球が)見えないし、あれだったら、僕か捕手がカバーに行って取ればいいだけの話。ホズマーはいつもベストを尽くそうとしていて抜くような選手ではない。全く問題はない。ただ正直な話、あのフライが上がった時に僕が「よし終わった」と思ってしまった。そのあともう1回気持ちを入れ直して100%の力で行ったけれど、結果的に二塁打を打たれた。それが良くなかったのかなという感じがします」

――2回の2本の本塁打はコースが間違っていたのか。
「ハーパーはもうちょっと高く、95マイルくらいで行きたかった。真ん中やや高めの93マイルで、真っ直ぐを常に待つような打者にはホームランになるよなと。ホスキンスのも外角高めを狙ったのが内角低めに弱く行った。球種の選択は悪くないが、場所を間違えた」

――6回はほぼほぼ普通に投げられたのか。
「僕の中で普通に投げていました。落ちてきている感じはなかったし、変化球の切れも良かった。ただ今年僕が引っかかっているのは、いつも僕が(続投かどうかを)聞かれて、よしもう1イニング行きますと返事した時に、ほぼほぼ失点している。6回とか7回なんですけど、びっくりするくらい。今日も5回で終わりだったのに、球数少なかったので、僕がもう1回行くと言った。最近だとそう返事したら、そのことが頭をよぎる。だから絶対ここは抑えてやろうとなった。力みはなく、投げている球は良かったけど、野球の神様は見ているなと」

――雨については考えすぎないように投げたと話していたが、考えすぎないのがダルビッシュ投手の場合1番難しいことなのでは。
「そうなんです。僕は考えてしまう人。他の人より、細かいことをずっと考えてしまう。それで自分で自分を殺している。カブスで最初の頃はよくそう言われていました。去年はその点で良かったんですけど、今年はまた…。僕のメンタルのコーチ、(カブスの)カイル・ヘンドリックス投手がいないので、自分の中の子供みたいなところがどんどん出てきてしまう。自分はまだ未熟だと感じているシーズンです」

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2021年7月4日のニュース