元巨人・高橋尚成氏が埼玉・昌平を指導 宝刀伝授にエース・田村廉「武器にしたい」

[ 2021年7月4日 20:45 ]

練習後、昌平ナインに向けて話をする高橋尚成氏(撮影・河野 光希)
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 巨人、メッツなどで日米通算93勝を挙げた高橋尚成氏(46)が4日、春夏通じて初の甲子園出場を目指す昌平(埼玉)を指導した。

 同氏は今年2月に日本学生野球協会から学生野球の指導者になるために必要な資格回復を認定された。駒大時代に同僚だった黒坂洋介監督からのオファーで初指導が実現。投手中心にブルペン投球などを指導し「能力の高い選手がたくさんいた。1人の大人として接しました。教えたことが夏の大会で力になればいいなと思います」と期待を込めた。

 エースで最速140キロ右腕の田村廉(3年)は高橋氏からチェンジアップの投げ方を教わり「“打者に手のひらを見せ続ける感覚で”と教わり、低めに集まるようになった。武器にしたいです」と目を輝かせた。

 春季大会は準決勝で浦和学院に対し、投手陣が11四球を与えて逆転負け。黒坂監督は「投手陣が課題だったので、アドバイスを生かしてほしい。トップでやってきた考えや準備を吸収してほしい」。初戦は12日の飯能南戦。初の甲子園を目指す夏に向け、大きな財産を得た。 (柳内 遼平)

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