「公立の星」刈谷・遠藤が4回無失点で初戦突破 吉田輝星似のドラフト候補 高校野球愛知大会

[ 2021年7月4日 12:13 ]

全国高校野球選手権愛知大会1回戦   刈谷10ー0瑞陵(5回コールド) ( 2021年7月4日    春日井 )

<刈谷・瑞陵>試合後の取材で笑みを浮かべる刈谷・遠藤泰介
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 雨で一時中断するなどの悪コンディションをものともしなかった。愛知県屈指の進学校である刈谷の今秋ドラフト候補で最速150キロ右腕の遠藤泰介が先発し、4回1安打無失点。ぬかるんだマウンドにもかかわらず最速147キロを計測し、初戦突破に導いた。

 「序盤から難しい条件でしたが、焦らず自分のボールを投げることを意識しました」

 初回を2者連続三振で立ち上がると、4回1死から安打を許すまで無安打投球。課題とする四球もゼロで(死球は1)、わずか49球で後を託した。「50球に抑えられたことが良かった」。18年夏の甲子園で“公立の星”として旋風を巻き起こした金足農・吉田輝星をほうふつとさせるさわやかな風貌。「似ていると最近言われます」と頬を緩ませた。

 ネット裏ではDeNAとオリックスが視察。DeNAの中川大志スカウトは「上背はないけど球に力があって、ストライクを先行させられる。(同県出身のヤクルト)小川みたいなタイプ」と評した。「雨でコンディションが悪かったので(球速は)もう少し出ると思う」と遠藤。今春選抜に出場した中京大中京と同ブロックで、勝ち上がるのは容易ではないが「どこが来ても関係ない。自分たちの野球をすれば、決して倒せない相手ではない。甲子園に行くのではなく、甲子園で1勝することが目標」と自信をのぞかせた。

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2021年7月4日のニュース