楽天・涌井 1軍復帰登板で6回7安打2失点 7勝目の権利持って降板 5回には絶妙けん制も

[ 2021年7月3日 16:29 ]

パ・リーグ   楽天-ロッテ ( 2021年7月3日    ZOZOマリン )

<ロ・楽 13>楽天の先発・涌井 (撮影・西川祐介)
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 楽天・涌井秀章投手(35)が3日のロッテ戦で今季14度目の先発登板。6月18日オリックス戦以来、再調整を経ての1軍復帰登板では、6回7安打2失点の好投を見せ、勝利投手の権利を持って降板した。

 初回は1死から藤原に直球を左前打とされ盗塁を許すと、中村奨にカーブを左前適時打とされ先制を許した。なおも2死二塁で迎えたレアードにも直球を中前適時打とされ2点目を失った。続く安田には四球を与え、一、二塁となったが、福田はスライダーで空振り三振に仕留めた。2回は3者凡退に斬った。

 3回は2死からマーティンにスライダーを右前打とされたがレアードをスライダーで投ゴロに斬った。2-2の同点で迎えた4回は3者凡退に抑え込んだ。味方が勝ち越しに成功した5回は先頭・藤岡に直球を左翼線二塁打とされ、荻野にはスライダーを投前バント安打とされ無死一、三塁となったものの、けん制で一塁走者・荻野を刺すと、藤原を直球で遊ゴロに。中村奨は直球でニゴロに仕留めた。

 6回は2死から安田に直球を中前打とされたが、福田を直球で二ゴロに仕留め、91球で降板した。

 涌井は史上初の3球団での開幕投手を務めた3月26日日本ハム戦は7回4安打無失点で勝利。3、4月は4勝0敗で月間MVPにも輝いたが、6月18日オリックス戦では4回6安打5失点で今季5敗目を喫し、翌19日に成績不振を理由に、移籍後初めて出場選手登録を抹消されていた。この日の試合前までの成績は6勝5敗、防御率4・31だった。この日勝てば6月4日広島戦以来の7勝目となる。

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2021年7月3日のニュース