前回覇者の大阪ガスが初戦突破 ルーキー三井が決勝の適時二塁打

[ 2021年7月3日 12:49 ]

第46回社会人野球日本選手権 1回戦   大阪ガス 4―0 日本製鉄東海REX ( 2021年7月3日    ほっともっとフィールド神戸 )

<日本製鉄東海REX・大阪ガス>4回2死一塁、先制の適時二塁打を放つ三井(撮影・後藤 正志)
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 大会連覇を狙う大阪ガスが、若手の活躍で初戦を突破した。4回に立大出身のルーキー、三井健右外野手(23)が適時二塁打を放って先制。投げては広陵高から入社2年目の河野佳投手(19)が散発5安打で完封した。

 4回2死一塁、5番打者の三井は一塁走者・峰下が盗塁を狙ったのを見て、長打の意識を持った。

 「走ったのが見えたので、(打つなら)長打でないとホームまで還れない。ちょっとだけ長打を狙いました」

 鋭い反応で高めの直球を捉えると、打球は中堅手のグラブの先を抜けて右中間を破り、峰下が長駆生還して均衡を破った。
 大阪桐蔭では16年の選抜に4番打者として出場。社会人でもクリーンアップを任されているが、気負いはない。

 「初戦で緊張感はあったが、先輩たちが若手のやりやすい雰囲気をつくってくれたおかげです」

 河野の快投には「社歴は彼の方が長いですが、よくコミュニケーションを取っているしかわいい“後輩”です」と笑顔を見せた。

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2021年7月3日のニュース