広島・玉村 7回1失点で2連勝 本拠地初お立ち台「拍手をすごくもらえて、いい投球ができて良かった」

[ 2021年7月3日 05:30 ]

セ・リーグ   広島7-1阪神 ( 2021年7月2日    マツダ )

<広・神(8)>5回、好守のバックに笑顔で声をかける玉村(撮影・大森 寛明)
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 広島の20歳左腕、玉村が3度目の挑戦で本拠地初勝利を挙げた。「試合を重ねるごとに丁寧に投げられるようになってきた」。毎回走者を出しながら、7回に近本の右犠飛で許した1失点だけ。自己最長に並ぶ7回を111球で投げきった。

 前回6月25日の中日戦で内角を攻め切れずに外角変化球に頼った反省を生かし、初対戦の首位・阪神に対して最速145キロの直球を恐れず内外角に投げ込んだ。6回2死二塁では小野寺を外角直球で見逃し三振。「(捕手の)坂倉さんも“しっかり(内角に)来いよ”と言ってくれた。やっぱり投手をやる以上は直球にこだわりたいと思っている」と自信もついてきた。

 6回100球でも続投。佐々岡監督が「いずれは先発完投を目指してほしい」と背中を押すようにベンチの信頼も高まりつつある。高卒2年目で、4月下旬のデビューから3連敗後は2連勝。本拠地のお立ち台を初体験し、「拍手をすごくもらえて、いい投球ができて良かったなと思った」と余韻に浸った。(河合 洋介)

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2021年7月3日のニュース