最大5点差追いつきドロー 高津監督「底力を示してくれた」

[ 2021年4月2日 00:19 ]

セ・リーグ   ヤクルト11―11DeNA ( 2021年4月1日    横浜 )

2回2死一、三塁、中越え3ランを放った山田(左)を迎える高津監督(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 価値あるドローをもぎとった。ベンチ入りメンバーを26人中22人を起用した総力戦。最大5点差あったビハインドを追いついた高津臣吾監督(52)は「素晴らしい粘り。底力を示してくれた。非常に評価していい内容」とナインを称えた。

 プロ初先発したドラフト2位・山野が2回途中7失点で降板し、序盤に大量リードを許す苦しい展開。それでも選手は誰も諦めていなかった。4点を追う7回に代打・渡辺、山崎、中村の3連続適時打で追いつくと、ベンチは大興奮。指揮官も左手を高く突き上げ、ガッツボーズした。

 前日は新型コロナウイルスに感染した西田、スタッフと濃厚接触の可能性があるとして自宅待機となっていた山田、西浦が先発出場。山田は一時勝ち越しの2号3ラン、西浦は2安打2打点をマークした。

 濃厚接触者に認定された青木、内川、川端のベテラン3人を欠く事態は続くが、指揮官は「みんな口には出さないが、試合に出られない人のことも意識しながら、ゲームをやっているのかなと感じます」。禍転じて福となす。チームの結束を実感していた。

続きを表示

2021年4月1日のニュース