堅守の明豊が全国制覇に王手!川崎監督「優勝は100、負けは0くらいの覚悟で」

[ 2021年4月1日 05:30 ]

第93回選抜高校野球大会第10日第2試合 準決勝   明豊5-4中京大中京 ( 2021年3月31日    甲子園 )

<中京大中京・明豊>4回2死、明豊・箕原の2点適時二塁打で太田(10番)らが生還し、盛り上がるナイン(撮影・坂田 高浩)
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 明豊(大分)は春夏通じて初めての決勝進出。立役者は、投打で活躍したエース太田虎次朗だった。

 「勝ててうれしい。試合をつくることが目標だったので、試合をつくれたことが良かった」

 巨人・太田龍を兄に持つ左腕。試合前にLINEで「ここまできたら頑張れよ」というメッセージを受け「ありがとう。絶対、勝ってくる」と送った返信を実現させた。2回戦の市和歌山戦以来2度目の先発。6回途中3失点と好投した。打っては4回、1点を先制しなおも2死一、二塁から右前適時打するなど2安打し「打つのは好き。甘い球をしっかり打つイメージだった」。投打にけん引したエースを川崎絢平監督は「役割を十分果たしてくれた」と評価した。

 最終回は右翼手・山本晃也が右翼線への打球に跳びつきユニホームがズタズタに破れるハプニングもあったが、無失策で決勝へ。指揮官は「優勝は100、負けは0くらいの覚悟でいかないと。来たからには勝ちたい」と力を込めた。

 ▼ソフトバンク・今宮(09年度卒OB)決勝進出おめでとうございます。ここまで来たら優勝目指して頑張ってほしいです。明豊らしく、元気ハツラツと熱いプレーをしてほしいです。自分もたくさんの刺激をもらっているので球児に負けず頑張っていきます。

 ≪大分県勢が春夏通じ愛知県勢に初勝利≫明豊が中京大中京を破り春夏通じて初の決勝進出。大分県勢の春決勝は67年優勝の津久見以来54年ぶり2度目だ。九州勢の決勝進出は11年の九州国際大付(福岡)以来10年ぶり。九州国際大付は東海大相模に敗れ準優勝だった。なお、大分県勢が甲子園で愛知県勢に勝ったのは春夏通じて初めてで、35年春からの連敗を8で止めた。

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