三浦DeNA、初勝利スルリ 好投・平良が6回負傷降板から暗転 指揮官「前を向いてやります」

[ 2021年3月29日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA1―1巨人 ( 2021年3月28日    東京D )

<巨・D>グランドに向かって一礼して引き上げる三浦監督 (撮影・森沢裕)
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 快投が暗転した。DeNA・平良が1―0の6回先頭の大城への初球に左中間二塁打を浴びた。59球目、一人の走者も許さない完全投球が崩れた瞬間、すぐに木塚投手コーチがマウンドの平良をベンチ裏に連れ戻した。そのまま途中交代。三浦監督は「右肘の張り。無理をさせなかった」と突然の降板劇を説明した。病院に行くかどうかは未定という。

 平良は「途中でマウンドを降りる形になり、申し訳ない」と悔しさをにじませた。降板直前の5回には岡本和をスライダーで右飛、丸を137キロのシンカーで空振り三振斬り。大記録の予感で古巣の本拠スタンドをざわつかせた直後だった。

 8回に4番手の石田が元同僚の梶谷に同点打を浴びて引き分け。開幕3戦目での初勝利を逃した。平良のアクシデントがなければ…の悔しい思いを「終わったことは変えられない」とのみ込んだ三浦監督。就任後初白星はお預けとなったが「形はできてきた。前を向いてやります」と切り替えた。(君島 圭介)

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2021年3月29日のニュース