天理・中村監督「効率的に点が取れた…ほめてやりたい」9安打10得点で24年ぶり4強

[ 2021年3月29日 12:40 ]

第93回選抜高校野球大会第9日第1試合 準々決勝   天理10―3仙台育英 ( 2021年3月29日    甲子園 )

<天理・仙台育英>4回2死満塁からの政所の勝ち越し左前2点適時打に喜ぶ天理・達(中央)(撮影・亀井 直樹)
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 第93回選抜高校野球大会第9日は28日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準々決勝が行われた。第1試合では、天理(奈良)が10―3で仙台育英(宮城)に勝利し24年ぶりに4強入りした。

 初回1死一塁から内藤大翔が左越え適時二塁打、続く瀬千皓が中前適時打し2点を先取。同点の4回2死満塁からは政所蒼太が勝ち越しの左前2点適時打、さらに続く内山陽斗の左中間2点適時二塁打で4点を勝ち越した。5回2死二、三塁から杉下海生の左中間2点適時二塁打、6回2死二、三塁からは瀬の左中間2点適時二塁打で加点。9安打で10得点を奪った。エース右腕・達孝太は再三、得点圏に走者を背負ったが、要所を締めて8回8安打3失点。2番手の左腕・中川一平がリードを守り切った。

 試合後、中村良二監督(52)は、24年ぶりの4強に「素直にうれしいです」と言い、「(仙台育英は)好投手そろいなので接戦になる予想でいたので先に2点を取れて楽な気持ちになれたんですが、達の調子が良くなかった。同点になってから4回にうまく走者をためて効率的に点が取れて、。いい攻撃ができた」と振り返った。

 9安打10得点の打線に「投手に頼ってばかりの試合をずっとしているので、きょうは打線が奮起して投手を助けた形で勝利できたのでほめてやりたい。瀬は4番らしい仕事をし、ここぞで打ってくれ頼りになる」と言い、8回8安打8四死球で3失点のエース達孝太については「仙台育英さんなので相当プレッシャーがかかった状態で投げていた。点差がついたので代えようと思ったんですが、リズムをつくろと結局8回までいった。次の登板にいい状態で入れるのであればと球数は気にしませんでした」と話した。

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2021年3月29日のニュース