中京大中京 24年ぶり4強 ドラフト候補・畔柳 疲労蓄積でも138球完封 「力みが抜けた」

[ 2021年3月29日 19:30 ]

第93回選抜高校野球大会第9日第4試合 準々決勝   中京大中京6-0東海大菅生 ( 2021年3月29日    甲子園 )

<東海大菅生・中京大中京>2安打完封で4強進出を決め、ガッツポーズの中京大中京・畔柳(撮影・北條 貴史)
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 第93回選抜高校野球大会第9日は29日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準々決勝が行われた。第4試合では、中京大中京が東海大菅生を6-0で下し、準優勝した97年以来の24年ぶりの4強に進出した。

 4強が出そろい、明日30日の休養日を経て、31日に準決勝が行われる。組み合わせは天理(奈良)-東海大相模(神奈川)、明豊(大分)-中京大中京(愛知)となった。

 中京大中京は最速151キロのドラフト候補右腕・畔柳亨丞が5回まで無安打の好投。6回にポテン安打こそ許したが、結局2安打に抑えて、25日の1回戦・専大松戸(千葉)戦に続き今大会2度目の完封を果たした。

 打線は、初回、東海大菅生先発・本田が立ち上がりが乱調な隙を逃さず3点を先制。2回にも遊ゴロの間に1点を加えた。さらに5回には6番・加藤優翔の中前2点適時打で2点を追加した。

 1回戦・専大松戸戦で131球、2回戦・常総学院戦で110球、この日は137球を投じた。1週間500球以内の球数制限では、31日の準決勝では121球まで投球できる。
 
 試合後、畔柳は「きょうは疲れがたまっていたが序盤に仲間が点を取ってくれて、感謝して投げることができた。1、2回戦は力みで球が抜けていたが、きょうは良い疲労具合で力みが抜けた」と振り返った。5回まで無安打投球が続いたが「ヒットはOKと思って投げた」。9回には連続四球を出し「菅生は粘り強いチーム。力が入ってしまって四球になった」と反省も忘れなかった。

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