天理・達、164球の熱投で4強入り導く 「全部気持ちで投げていた」

[ 2021年3月29日 12:58 ]

第93回選抜高校野球大会第9日第1試合 準々決勝   天理10―3仙台育英 ( 2021年3月29日    甲子園 )

<天理・仙台育英>天理の先発・達(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 第93回選抜高校野球大会第9日は28日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準々決勝が行われた。第1試合では、天理(奈良)が10―3で仙台育英(宮城)に勝利し24年ぶりに4強入りした。

 最速148キロを誇るエース右腕の達孝太(3年)は一度もリードを許さず164球を投げ8回3失点の力投。20日の1回戦・宮崎商戦で投じた161球を上回り、自身今大会最多の球数を記録した。達が公式戦で途中降板するのは、昨秋奈良大会準々決勝の御所実戦以来。
 8安打8四死球の投球内容には「0点です。良かったところはなかった」としたが「4点取ってもらってうまく気持ちのスイッチを上げられた。4回から8回までは全部気持ちで投げていた」と、中村良二監督から何度も言われている「エースたるもの」の教えを守った。
 達は25日の2回戦・高崎健康福祉大高崎戦で134球を投じており、この日の164球と合わせて298球。1週間500球以内の球数制限では、31日の準決勝では202球まで投球できる。1日の決勝戦には2回戦の球数はカウントされない。

続きを表示

この記事のフォト

2021年3月29日のニュース