レンジャーズ有原 被弾悔やむ「ああいうミスをシーズンではしないように」 開幕へ「準備できた」

[ 2021年3月29日 07:29 ]

レンジャーズの有原(AP)
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 レンジャーズの有原航平投手(28)は28日(日本時間29日)、アリゾナ州サプライズで行われたカブスとのオープン戦に先発登板し、5回を投げて5安打3失点(自責点3)無四球6三振1本塁打だった。

 序盤は変化球が低め、速球が高めに決まり、2回、マリズニクに詰まり気味の右前打を許したものの、直後の打者を2塁ゴロ併殺打に斬って取ったために3回まで9人の打者に対しただけとほぼ完璧だった。ただ、4回に先頭のハップに左翼線二塁打を打たれると、一死後に3番のピダーソンには直球を右翼席に運ばれて2失点。5回にはダフィに中越フェンス直撃の三塁打を許すと、続くウィズダムの飛球を左翼手が見失ったため二塁打となり、さらに1失点を奪われた。有原は5回を投げ切り、チームは8-3とリードしたため勝ち投手の権利を持って降板した。75球中49球がストライクで無四球と制球が良かったのは好材料。オープン戦4試合での防御率は3.86となった。

 登板後の一問一答は以下の通り。

 ――ピダーソンに打たれた本塁打は2シームか4シームか。
 「4シームです」

 ――その本塁打以外は良い登板に見えたが。
 「立ち上がりも良くて、内容も良かったと思うんですけど、やっぱりあのホームランを浴びた場面で制球が甘くなってしまったので、ああいうミスをシーズンではなるべくしないようにしたいなと思います」

 ――4回途中、マシス・ブルペンコーチがマウンドに来た際には何を言われたのか。
 「まあこの調子でいこうというふうに言われました」

 ――キャンプ終盤だが、日本と比べてどうだったか。
 「休みがあまりなく、ずっと練習と試合だったので、ちょっと最初は慣れない部分はありましたけど、後半は慣れてきたので、いいキャンプが送れたかなと思います」

 ――この時期、日本ではどのくらいの球数を投げるものだったのか。
 「だいたい同じくらいかな。80球から90球、投げても100球くらいかなと思います」

 ――たくさん三振を取る投手ではないという話をしていたが、今日は5回で6三振を取れた理由は。
 「今日は高めのストレートが良かったので、それをうまくキャッチャーのジョナ(ハイム)が使ってくれたので三振が取れたかなと思います」

 ――開幕に向け、100%準備万端という感じか
 「はい、準備できたと思います」

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2021年3月29日のニュース