阪神ドラ5村上 今春初の本格投球 外角低めの原点へ31球 「制球力が武器。大事にしていきたい」

[ 2021年2月4日 05:30 ]

<阪神2軍 安芸キャンプ> 平田2軍監督(右)が見守る中、捕手を座らせて投球した村上 (撮影・平嶋 理子)                                            
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 高知・安芸での2軍キャンプに参加する阪神ドラフト5位・村上(東洋大)が3日、1月の自主トレを通じて初めて捕手を座らせて投球練習した。初日から中1日でのブルペン入り。高卒2年目の藤田とコンビを組み、外角低めを中心に直球のみ31球を投げた。

 「ちゃんと投げきれなかったところもある。球の強さもまだまだダメかなと思うので、それを上げていければ…。外角の真っすぐは基本なので、配球はそこだけにした」

 昨秋の右前腕部故障を踏まえ、着実に進めてきた調整。一つ上がった階段で高い目的意識を示し、基礎をもう一度見つめ直した。

 「制球力が武器なので、そこが悪くなったら自分の価値がなくなる。大事にしていきたい」

 見守った平田2軍監督にも「いい腕の振りをしているし、問題ない。やっぱり制球力が優れてるし、球のキレも、これから変化球を交えてくると楽しみだな!」と評価された。次のブルペン入りは第2クール初日の6日。球数も増やしていくつもりだ。 (須田 麻祐子)

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2021年2月4日のニュース