「うっしゃー」ロッテ1位・鈴木 朗希回避した11日紅白戦は俺が投げる! 気合のブルペン投球

[ 2021年2月4日 05:30 ]

力感あふれる投球のロッテのドラ1鈴木(撮影・長久保 豊)
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 魂を込めて投げた。ロッテのドラフト1位左腕・鈴木(法大)が、キャンプ2度目のブルペン投球。正捕手・田村が座った状態で42球。「緊張して力んだ」と振り返るが「うっしゃー」とうなり声を上げながら投げた。

 1メートル75と体は大きくないが、マウンドでの威圧感がある。直球に加え、カーブ、スライダーなど多彩な変化球を披露したが、あくまでも「自分の強みは真っすぐ」と分析する。

 最速153キロを誇る即戦力。2年目の佐々木朗らと先発枠を争う。ブルペン投球のタイミングは注目右腕と同じだったが、周囲を気にせず、自分のペースで投げ込む強心臓も武器だ。昨秋ドラフトでは楽天・早川(早大)の外れ1位。「同じ東京六大学で戦った選手だし、とても刺激になる。モチベーションにして戦いたい」とこちらもライバル視する。

 「体は少し張っているけれど、しっかりとやれている。試合になれば、ベストでないときもある。そういう時でも、自分の投球ができるようにしたい」

 11日に開催予定の紅白戦には、佐々木朗が登板しないことが決定。井口監督は「最終的に投げる選手は決まっていない」と明かすが「(鈴木には)1年目から投げたいとの気持ちがある」と強い意欲を買う。背番号35が躍動する日も近い。(横市 勇)

 ◆鈴木 昭汰(すずき・しょうた)1998年(平10)9月7日生まれ、茨城県出身の22歳。土浦四中では土浦霞ケ浦ボーイズに所属し、U―15日本代表入り。常総学院では3度甲子園に出場し、3年夏はエースで8強入り。法大では1年時の秋にデビューし、大学日本代表候補にも選出された。リーグ戦通算3勝5敗、防御率3・01。1メートル75、80キロ。左投げ左打ち。

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2021年2月4日のニュース