中日・小笠原&笠原は逆襲へ第一歩 18、19年の開幕投手 打撃投手役で手応えあり

[ 2021年2月4日 05:30 ]

<中日キャンプ>練習中に笑顔をみせる小笠原(撮影・椎名 航)
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 中日の小笠原が春季キャンプ3日目にして打撃投手を務めた。平田、高橋周に対して計60球を投げ、安打性の打球は8本。最速145キロを計測し、「自分がやってきたことをやろうと思った。感じは良かった」と手応えをつかんだ。

 1月は先輩・大野雄らと自主トレ。「とにかく真っすぐが大事」と教わった。「強い直球を投げるのが今年のテーマ」と60球すべて直球を投じ、17本のファウルを奪うなど押し込む場面が目立ち、「やってきたことは間違いないと確信し始めた」と納得顔だった。

 笠原は阿部、木下拓に58球を投げて安打性の打球は14本。阿部には柵越えを許しても「フォームを意識して、ストライクをどんどん投げた。感覚的には良かった」と振り返った。昨季は小笠原が1勝、笠原が1軍未登板。18、19年にそれぞれ開幕投手を務めながら崖っぷちに立たされた左腕2人が逆襲に向けて牙を研いでいた。 (徳原 麗奈)

 《京田 フォーム改善で手応え》
 立浪臨時コーチから連日の熱血指導を受ける京田は木下雄と対戦し、28球で安打性の当たりは7本だった。「打球は意識せず、タイミングと自分のポイントで打った」。その後も立浪コーチの指示でベースより約2メートル手前に出てマシン打撃に励み、「打つ瞬間にバットをもう一度、引く癖がある。一発でトップが決まれば打てる。手応えもあった」と試行錯誤しながらフォーム改善に意欲的だった。

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2021年2月4日のニュース