MLB 年俸調停公聴会、初のオンライン開催 エンゼルス・大谷ら13件予定

[ 2021年2月4日 05:30 ]

エンゼルスの大谷(AP)
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 大リーグの年俸調停の公聴会が始まったと2日(日本時間3日)、AP通信が報じた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で史上初めてオンラインで開催。同日のメッツとデービスを皮切りに13件が予定され、エンゼルスと今季の契約で合意していない二刀流・大谷も名を連ねた。

 調停の権利は基本的に出場登録が3年以上6年未満の選手に与えられ、大谷はこのオフに初取得。労使協定の年齢制限により抑えられてきた年俸は大幅増が望めるようになり、球団の250万ドル(約2億6000万円)の提示に対し、330万ドル(約3億5000万円)を求めている。

 公聴会では両者が主張を述べ、年俸調停委員会の裁定でいずれかの希望額を採用。大谷は近年では異例の投打の「二刀流」でもあり、注目が集まる。昨年は12件のうち7件で球団側の希望が通った。

日本選手では99年のメッツ・野茂が初で、レッドソックス・田沢は複数回申請。いずれも公聴会前に合意に至ったように、ギリギリまで妥結点を探るケースも多い。

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2021年2月4日のニュース