ちょうど10年前の9・12 阪神・秋山、同じ甲子園、デーゲーム…あの時の快投夢見た

[ 2020年9月13日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―1広島 ( 2020年9月12日    甲子園 )

2010年9月13日付け大阪1面
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 【記者フリートーク】同じ甲子園の記者席、9月、デーゲーム…。阪神・秋山がゼロを重ねるごとに記憶が蘇ってきた。調べて見ると、やっぱり…。ちょうど10年前の10年9月12日のヤクルト戦。当時、高卒1年目の秋山はプロ初完封を飾り、記者1年目の僕は必死にパソコンを叩いていた。

 再現とはならなかったが、10年たっても、同じ景色から彼の快投を伝える記事が書けることを素直にうれしく思う。今春のキャンプ中、雑談の中でかけられた言葉に深くうなずいてしまった。

 「“同期”ですもんね。もう10年かぁ。お互い歳取りましたね」

 その通り、僕は歳を重ねただけだが…29歳になった右腕は、背番号も27から46に変わったように長い苦闘を経て今に至る。弱音に耳を傾け、決意を聞いた夜もあった。そんな時の流れにも思いを巡らせた90球だった。(阪神担当・遠藤 礼)

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