関大の正妻候補・有馬が公式戦デビュー!初打席初安打で「4年後プロ」へ第一歩

[ 2020年9月13日 18:11 ]

関西学生野球連盟 令和2年度秋季リーグ戦 第2節2回戦   関大10―1京大 ( 2020年9月13日    皇子山 )

<関大・京大>8回からマスクを被った関大・有馬(撮影・井垣 忠夫)
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 関大の将来の正妻候補が公式戦デビューを果たした。有馬諒捕手(1年=近江)が8回の守備からリーグ戦初出場を果たし、8回1死からは中前に初打席初安打も記録。「先輩が楽しんで行けと送り出してくれたので、楽に行けた」と笑顔で振り返った。

 近江では春夏合わせて3度、甲子園大会に出場。2年夏は準々決勝で吉田輝星(日本ハム)擁する金足農(秋田)にサヨナラ2ランスクイズを決められ、涙をのんだ。同学年で同じ捕手の星稜・山瀬(巨人)、智弁和歌山・東妻(DeNA)は高校からプロへと進んだが「先の事を考えると実力が足りない。同学年の捕手が多くプロ入りしているが、差を感じたし、大学で力を付けてからの方が自分にはプラス」とプロ志望届は出さず、関大進学を決断。ライバルに追いつくための一歩目を着実に踏み出した。

 早瀬万豊監督(62)は「広い視野でグラウンドの中を見られている。実戦の中で捕手としての存在感を出せる」と評価する。関大には不動の正捕手・久保田拓真捕手(3年=津田学園)がおり、その壁は高い。だが有馬の志も壁に負けないくらい高い。「高校ではベスト8で負けてしまっている。関大は去年(明治神宮大会で)準優勝しているし、絶対に全国制覇したい。そして4年後にはもう一つ上のプロの世界に行けたらと思う」。思い描く道を行くため、今後も着実に努力を続けていく。

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