東大 善戦もドロー 社会人対抗戦で3年半ぶり白星逸す

[ 2020年9月13日 16:36 ]

社会人・六大学対抗戦   東大5―5NTT東日本 ( 2020年9月13日    神宮 )

<NTT東日本・東大>9回1死二、三塁、右へ2点適時三塁打を放つ東大・梅山(撮影・河野 光希)
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 東大が3年半ぶりの「金星」を逸した。17年都市対抗王者相手に2点を追う9回、4安打4得点で一度は逆転。その裏2失点で引き分けながら、相手の8安打を上回る10安打にチームの手応えを感じた。

 「1、2点差なら今は反発できる力がある」と井手峻監督(76)。9回に右越え2点三塁打を放った梅山遼太外野手(4年、四日市)も「失点を減らして、全力で食らいつく野球が出来た」と胸を張った。昨春、NTT東日本とのオープン戦は0―25で大敗。投手が違うとはいえ「自信がつきました」と梅山が語気を強めた。

 秋季リーグ戦開幕まで1週間。笠原健吾主将(4年、湘南)はあえて手綱を引き締めた。「この試合で勝ち切れないのはまだ甘い。ボクから(最終回の)投手に声はかけたけど、もっと鼓舞するような声の掛け方とか考えないとダメかもしれません」。

 17年3月25日、宮台康平(日本ハム)が明治安田生命を4安打完封で下して以来の社会人対抗戦白星は逸したが、リーグ戦での47連敗脱出へ、収穫と課題はつかんだ。

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2020年9月13日のニュース