オリックスのドラ1・宮城 今季中に1軍先発デビューへ!中嶋監督代行明言

[ 2020年9月13日 05:30 ]

オリックスの宮城
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 オリックスのドラフト1位・宮城が今季中に1軍昇格することが濃厚となった。ロッテ戦が今季初の雨天中止になった12日に中嶋監督代行が「“お試し”ではなく、ちゃんとした戦力」と明言し、先発デビューを基本線とする方針を示した。

 「いや、もう知っていますし。ボールだけ見たら、先発で使いたいなあと。中で使うのは(今すぐ)いけると思うが、高卒ですぐ中継ぎというのはね…」

 8月まで2軍監督として指導してきた左腕の能力を認め、大器にふさわしいデビュー戦を模索していることを明かした。

 初登板だった6月25日のウエスタン・リーグ、阪神戦では3回4安打2失点ながら最速153キロで毎回4三振を奪うなど、インステップ投法から150キロを超えるクロスファイアは一級品。奪三振能力が高く、直近でも8日の同阪神戦では6回1失点(自責0)に抑えるなど11試合で4勝1敗、防御率2・04の好結果を残してきた。

 「プロのレベルになった時、特徴のインステップで長いイニングが持つのか。それをテーマに下でやってきてクリアしている。ちゃんとした使い方で、使いたい」。“英才教育”を公言し、適切な昇格時期を見極める考えを強調した。

 ◆宮城 大弥(みやぎ・ひろや)2001年(平13)8月25日生まれ、沖縄県宜野湾市出身の19歳。4歳から「志真志ドラゴンズ」で野球を始め、嘉数中では「宜野湾ポニーズ」に所属。興南では1年夏からベンチ入りし、1、2年夏に甲子園出場。3年時はU18W杯に出場。19年ドラフト1位でオリックス入り。1メートル71、83キロ。左投げ左打ち。

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2020年9月13日のニュース