西武・山川 将棋で磨く勝負勘 戦法は積極性前面、飛車&美濃囲い好き

[ 2020年9月13日 06:00 ]

セ・リーグ   西武4―8ソフトバンク ( 2020年9月12日    ペイペイD )

<ソ・西>6回、左越え本塁打を放った山川(撮影・中村 達也)
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 【Hero's File】西武の山川が今、チーム内にムーブメントを起こしているのが、「将棋」だ。自身は小学校時代から指しているが、藤井聡太2冠(18)の活躍もあり、ナインにも勧めている。

 試合前の休憩時間には将棋盤、遠征移動中の空港などではオンラインで対戦し、感想戦を行うなど対局は本格的。好きな戦法は振り飛車を重視する「美濃囲い」で、好きな駒も飛車。打撃同様に積極性を前面に出して相手に挑むのが山川流だ。

 ライバルは若桑誠チーフスコアラー補佐。対戦成績は五分だが、熊代や外崎相手では圧倒する。特に熊代には飛車、角落ちの勝利も多く「こてんぱんにするときもあり、ちょっとしたストレス発散にもなる」と笑う。

 ピアノや書道も特技に持つ大砲は「戦略性に富み、相手の動きを読む戦いが野球にも通じる」と盤上で勝負勘を磨いている。「(仲のいい)森にも“将棋をやれ”と言っている」とさらに愛好家を増やそうとしている。(西武担当・大木 穂高)

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2020年9月13日のニュース