ソフトB・デスパイネ&グラシアル 18日にも昇格!首位固め布陣完成へ

[ 2020年8月16日 05:30 ]

デスパイネ(左)とグラシアル
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 旧盆を終えるとともに、ソフトバンクのレギュラー争いは激化する。デスパイネとグラシアルが、18日のロッテ戦(ZOZOマリン)にも1軍に合流する可能性が出てきた。今カード初黒星で連勝が5で止まった15日のオリックス戦。試合前に工藤監督は2選手の今後に言及した。

 「また試合に出ますけど、1軍に上がる可能性もゼロではない」
 キューバ代表でも活躍する両選手は7月19日に来日し、NPBガイドラインに沿った2週間の隔離措置後、5日楽天戦の試合前練習から1軍に帯同。14日のウエスタン・リーグ広島戦(筑後)から実戦で調整している。

 デスパイネは14日に「4番・DH」、15日に「4番・左翼」で出場し計5打数無安打。一方、グラシアルは14日に「2番・左翼」で3打数1安打1打点、15日は「3番・三塁」で出場し3打数2安打1打点だった。

 14日の映像を見た指揮官は「グラシアルの打球は見たし、デスパイネは力んでいた。でも球は見えていて感覚は悪くないと報告も受けています」と、印象は悪くない。さらに「(最終)判断は日曜日(16日)のゲーム後」と、16日のウエスタン広島戦を見た上で判断する構えだ。

 こうなると1軍で不振の選手は、うかうかしていられない。首脳陣は起用法について、グラシアルは「サードと左翼」。デスパイネは「DHと左翼」を考えている。2015年から5年連続全試合出場中で、ホットコーナーを守り続けた松田宣は、この日は4打数無安打で打率・192と低迷中。グラシアルとの競争は避けられない。この日、移籍後初の猛打賞と復調ムードのバレンティンもDHと左翼の座をかけ、デスパイネとアピール合戦を演じることとなる。

 工藤監督は「状態のいい選手を使うことを考えていくし、他選手との比較、結果の比較となる」とキッパリ。チーム内競争の激化が刺激となって、首位を走る原動力となる。

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2020年8月16日のニュース