中日・大野雄「疲れてます」も充実の表情、球団14年ぶり3試合連続完投勝利は「強い球を投げた結果」

[ 2020年8月16日 15:53 ]

セ・リーグ   中日4―1巨人 ( 2020年8月16日    東京D )

<巨・中>中日の先発・大野雄大 (撮影・西川祐介)
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 中日の大野雄大投手(31)が1失点完投勝利で、今季3勝目(3敗)を挙げた。球団では06年の佐藤充以来14年ぶり、自身初となる3試合連続の完投勝利となった。

 大野雄は今季9度目の先発マウンド。初回は1番・坂本、2番・石川から連続三振を奪う立ち上がりを見せた。その後も快投を続け、失点は2回に浴びた5番・丸の右越えソロだけ。3回以降は5回まで三者凡退とし、終盤も流れを渡さなかった。

 8回にも2三振を奪う力強い投球。9回は、3つのアウトを内野ゴロで取り、9回117球で2安打1失点、1四球10奪三振で締めくくった。また、3試合連続2桁奪三振を記録。2リーグ制以降では球団初の快挙となった。

 大野は「味方打線が4点を取ってくれたんで長い回を投げたいと思ってました」と振り返った。完投勝利については「僕の場合、ゲームの中でできそうな状況であれば狙っていくという形。『今日は最後まで行けそう』と思った時は行こうと思ってます」と話し、「キャッチャーの木下(拓)が、真っすぐをインコースにもアウトコースにも要求してくれた。強い球を投げた結果が完投につながった」と語った。

 「先発ピッチャーとして1イニングでも多くというのはいつも思っていること。それが完投となれば、最高の形」と意識しているという大野。「次のゲームが大事。また長いイニングを投げることができるように準備していきます」と次戦を見据えつつ、最後は「疲れてます」と充実の笑顔を見せた。

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