桐生第一、3回戦へ 蓼原「油断せず」5回1安打無失点 ダルの投球術を研究

[ 2020年7月28日 14:36 ]

2020夏 高校野球群馬大会 2回戦   桐生第一5―2高崎商大付 ( 2020年7月28日    上毛敷島 )

桐生第一・蓼原は自己最速タイとなる144キロを計測
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 プロ5球団のスカウトが視察する前で、桐生第一の蓼原慎仁投手(3年)が自己最速タイとなる144キロを計測した。立ち上がりから140キロ超の直球で押しまくり、「初戦から勝てる保証はない。油断せずいきました」と5回1安打無失点の好投を披露した。

 奪った三振はわずか2個も、今泉壮介監督が「回転数が多い」という強烈なスピンで、15アウト中11個がフライアウトと持ち味を存分に発揮した。

 新型コロナウイルスの影響で実戦練習を積めない期間も、蓼原は「自分の動画を見て、フォームを忘れないようにした。ダルビッシュ投手らの投球も見て研究もした」と直球に磨きをかけることに取り組んできた。

 昨秋の群馬王者で、甲子園交流試合にも出場する。「甲子園に出場するチームは優勝しないといけない。甲子園をピークに、150キロ近くを投げられるようにしたい」。ロシア出身の母を持つ右腕は、高卒でのプロ入りを目標に掲げている。

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