阪神・藤浪 今度こそ670日ぶり勝利だ! 30日・ヤクルト戦で先発予定

[ 2020年7月28日 05:30 ]

<阪神練習>  秋山のキャッチボールに打者役で参戦する藤浪(捕手役・青柳)      (撮影・成瀬 徹) 
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 次こそ勝利をつかむ。30日のヤクルト戦に先発予定の阪神・藤浪は強い覚悟を持って、今季2度目のマウンドに向かう。

 「(前回は)6回が勝負どころだと思っていた。本塁打を打たれるまでの過程が悪かったので反省している。今回は苦しい状況でも、投球に幅を持たせられるように改善していきたい」

 前回23日の広島戦では5回まで毎回走者を許しながらもゼロを並べたが、2―0の6回は安打と2四球で満塁のピンチを招き、ピレラに真っすぐを被弾した。勝利投手の権利を手にしながら痛恨の逆転黒星。6回0/3を4安打4失点で降板した。1球に泣いた反省を生かして、今回は直球中心の配球だけではなく、変化球も駆使して的を絞らせないよう工夫していく。

 「(ヤクルト打線は)どこからでもつながる印象がある。振るときは振ってくる。待つところは(狙い球を)待つイメージがあるので、雑にならないように攻めていきたい」。山田哲が不在でも青木、村上、山崎と中軸の左打者は打率3割台と好調なだけに警戒を忘れない。

 敵地から逆襲開始だ。神宮球場での同戦では通算10試合で5勝4敗ながら、防御率は2・59と好数字を残している。3月11日のオープン戦でも4回無失点。「嫌いな球場ではないので、いい投球ができるように頑張りたい」。相性も追い風になりそうだ。

 甲子園球場での投手指名練習ではキャッチボールやランニングなどで準備した。チームは最大「8」あった借金を返済。貯金生活に突入して、いい流れで来ている。18年9月29日の中日戦以来、670日ぶりの勝利でミルミル上昇気流に乗っていきたい。 (長谷川 凡記)

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2020年7月28日のニュース