ヤクルト・村上 今年は追い込まれてから強い!2ストライク後の打撃大幅改善

[ 2020年7月28日 05:30 ]

ヤクルトの村上
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 ヤクルトの村上が打撃の精度を上げている。27日現在の打率はリーグ4位の.351。昨年はリーグ最下位の.231(30位)と低迷したが、今季は3割台をキープしている。昨年から一変したのが追い込まれてからの内容。今季は2ストライク後の打率が.329。昨年が.149だから大幅改善といえるだろう。特に打者絶対不利の0―2では10打数5安打(.500)と見違える成長ぶりだ。

 2ストライク後の打点も昨年は143試合で29打点だったのが、今季は31試合で早くも18打点。ここまでリーグ最多の33打点を挙げているが半数以上を占める。昨年は36本塁打、96打点といずれも19歳シーズンのプロ野球記録を更新した。20歳シーズンの最高打率は37年秋に鬼頭数雄(ライオン)がマークした.321。2リーグ制後では53年中西太(西鉄)の.314が最も高い。また、前年打率リーグ最下位の打者が翌年規定打席以上で打率3割は96年片岡篤史(日.315=2位)、97年佐々木誠(西.304=8位)とパ・リーグの2人だけ。今季は村上の打率にも注目したい。(記録課・宮入 徹)

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2020年7月28日のニュース