楽天・浅村「何とか最低限の仕事ができた」8回V犠飛で3連勝3位浮上

[ 2019年7月21日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天1-0ソフトバンク ( 2019年7月20日    楽天生命パーク )

8回、1死一、三塁、浅村は右犠飛を放つ(撮影・西海健太郎) 
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 顔色ひとつ変えず、ベンチのハイタッチを受けた。0―0の8回1死一、三塁。楽天・浅村が決勝の右犠飛。「何とか最低限の仕事ができたと思う」と淡々と振り返った。

 前日の試合中に右膝に異変を感じ途中交代。16日のオリックス戦以来今季2度目のDHでの出場だった。「チャンスで回ってきて打てていなかった」と、この日は得点圏で2三振だったが、最後の勝負どころで走者を還した。現役では単独10位の49犠飛。「どうやったらフライが上がるかは自分で分かっているつもり」。昨季リーグ最多の127打点。決勝の一打も低めの直球に角度をつける高い技術を見せた。

 7月は打率・186。「点が取れていないのは自分の状態が関わっている」と責任を感じている。それでも平石監督の信頼は揺るがない。「ここ最近、ちょっと苦しんでいるところがあるけど、ここぞという場面であそこまで運んでくれた」。浅村が「最低限」という仕事で、3連勝と3位浮上を引き寄せた。(春川 英樹)

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2019年7月21日のニュース