オリ吉田正「打つべき球をしっかり」V16号ソロ “天敵”西武多和田11戦ぶり沈めた

[ 2019年7月21日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス3-1西武 ( 2019年7月20日    メットライフD )

6回無死、勝ち越しソロ本塁打を放つ吉田正(撮影・尾崎 有希)
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 オリックスが久々に西武・多和田から勝利をもぎ取った。17年9月2日に白星を挙げて以降、昨季から10試合で7勝を献上してきた天敵に黒星をつけたのは主砲の吉田正だ。同点の6回、先頭で打席に立つと、2球目のチェンジアップをバックスクリーンへ放り込む決勝の16号ソロ。「初球、外に直球を外してきたので、変化球をイメージしていた。浮いてきた球を、しっかりセンター方向に打てたのはよかった」としてやったりの表情だった。

 チームにとっては天敵だが、吉田正に苦手意識はない。5月17日の対戦でも9号2ランを放つなど打棒に変化なし。多和田攻略には「打つべき球をしっかり打つ。チャンスは1打席に1球あるかないか」とイメージしている。この日も1、2打席目とも初球を安打し本塁打と合わせて今季5度目の猛打賞を達成した。

 19日の試合前練習中には「アブ」と思われる虫に首を刺されるハプニングもあったが「ノープロブレムですよ!」と笑い飛ばし、この2試合で5安打と“大当たり”だ。前夜は4点リードを追いつかれ延長11回にサヨナラ負けしたが、2回に小島が3号ソロで多和田に先制パンチを浴びせるなど暗いムードを払しょく。連敗を2で止めた西村監督も「今日はみんな良い感じで打てていた。一つ一つ借金を返していかなければ」と次を見据えた。(鶴崎 唯史)

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2019年7月21日のニュース