日立製作所「恐怖の6番」大塚が特大V弾 2戦連発「練習でもない最高の感触」

[ 2019年7月21日 22:00 ]

第90回都市対抗野球第9日 3回戦   日立製作所1―0三菱重工神戸・高砂 ( 2019年7月21日    東京ドーム )

<日立製作所・三菱重工神戸高砂>2回2死、先制ソロを放ちバットを高々と持ち上げる日立製作所・大塚(撮影・久冨木 修)
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 日立製作所の「恐怖の6番」大塚直人外野手(29)の特大アーチが試合を決めた。

 2回2死から左翼上部の壁を直撃する130メートル弾。虎の子の1点を川上、岡、高橋の3投手が完封リレーで守った。「甘い球なら初球から行こうと…。練習でもない最高の感触です」。初戦の室蘭シャークス戦に続く2試合連発に、ヒーローが笑顔を振りまいた。

 入社8年目の今季、右肘を開けたまま振り下ろす「フライングエルボー打法」を取り入れた。「ボールに強く力を伝える。シンプルに強く打ちたかった」。大塚が「メジャー最高の打者」とあこがれるマイク・トラウト(エンゼルス)のビデオも見ながら試行錯誤の末、自分の形にしつつある。

 チームが準優勝した16年は2回戦・日本通運戦で右手中指と人差し指を骨折し、準々決勝以降、メンバーから外れた。その悔しさを晴らす時が来た。

 東海在籍時の同期は巨人・菅野。「レベルが違い過ぎます」。ステージこそ違うが、大塚は社会人最高峰を目指すチームの長距離砲として存在感を発揮しつつある。

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2019年7月21日のニュース