北別府さん 5発被弾で涙に暮れた床田へエール「プロとして次に見にきてくれるお客さんに良い投球を」

[ 2019年6月15日 19:05 ]

北別府学氏
Photo By スポニチ

 広島ひと筋にエースとして通算213勝をマークしたプロ野球解説者の北別府学さん(61)が15日、自身のブログを更新。古巣期待の若手左腕・床田寛樹投手(24)にエールを送った。

 前日14日の楽天戦(楽天生命パーク)に先発した床田は初回に3発、2回に2発と球団タイ記録となる1試合5発の本塁打を打たれて2回途中7失点KO。ベンチに戻るとタオルに顔をうずめて涙を流し悔しがった。

 それから一夜が明け、「床田の涙」のタイトルで更新したブログで北別府さんは「あまりにも不甲斐ない自分への涙だったのでしょう」と胸中を推察。その上で「しかし、涙とともに気持ちを振り切って切り替えをしないといけません。プロとして次に見にきてくれるお客さんに良い投球を見せないと」と投手の先輩として厳しくも温かいエールを送った。

 そして、「現役中、自分の余りにもふがいない投球にやってしまったこと。ロッカーにあったゴミ箱を思い切り蹴りました。まさかの固定式のゴミ箱で痛いの何の。うずくまりました」と自身の苦い経験も記し「心も足も痛かったことは今でも時々思い出します」とつづった。

 高卒2年目右腕の山口翔投手(20)が6日の西武戦(メットライフD)で3回までに2本塁打を含む7安打を浴びて5失点KOされた際にも「学んで大きくなれ」「若いうちに色々と学べ」とエールを送り、自身に似たタイプとあって以前から気にかけている野村祐輔投手(29)が11日の日本ハム戦(札幌D)で自己最短となる初回5失点KOされた際には「もう一度自分の立ち位置そしてやれる事が出来ていない事を今夜から寝ないで考えろ。どうせこんな投球した日は眠れないのだから。出来ない投手には怒りも湧かないのだが俺も自分の事のように眠れないよ今夜は」「叫びたくなるほどこの選手には踏ん張って欲しいのです」と熱い声援を送っていた北別府さん。後輩たちへの思いはこの日も止まらなかった。

続きを表示

この記事のフォト

2019年6月15日のニュース