大船渡・佐々木 春初戦相手は部員9人の住田…今春1年生4人入部

[ 2019年5月2日 17:24 ]

岩手県大会沿岸南地区予選1回戦   住田8―3大船渡東 ( 2019年5月2日    平田運動公園野球場 )

<大船渡東・住田>9人のベンチ入りで勝利した住田ナイン(撮影・島崎忠彦)
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 「令和の怪物」に部員9人で挑む。春季高校野球の岩手県大会沿岸南地区予選第1日は2日、釜石市の平田運動公園野球場で3試合が行われ、第1試合で部員9人の住田が8―3で大船渡東を下して準決勝進出。3日の準決勝で163キロ右腕・佐々木朗希投手(3年)擁する大船渡との対戦が決まった。

 今春に1年生4人が入部し、文字通り「ナイン」の住田。エース兼主将の伊藤優心(3年)が8回2失点と力投すれば、打線も13安打で8点を奪った。伊藤ら4人の3年生にとっては、これが3年間で公式戦初勝利。昨秋は大槌との連合チームで出場など、慢性的な部員不足でも「めげずに頑張ってきた子たち。勝てたことが嬉しかった」と吉田一知監督(45)は目を細めた。

 チームのモットーは「常笑野球」。人数は少なくても、練習から笑顔で野球を楽しんできた。そんな9人が3日に「令和の怪物」佐々木擁する大船渡に挑む。その佐々木と高田小時代に一時期チームメートだったという伊藤主将は「ちょっと怖いですね」と言った後「全力で振って勝負したい。笑顔で楽しみたい」と力強く続けた。なお、大船渡戦での混雑に備えて同球場では臨時駐車場や仮設トイレを設置するほか、外野の芝生スペースを解放するなどして対応する。

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2019年5月2日のニュース