下関国際 鶴田、粘って137球完投 初8強導く「ピンチでも余裕あった」

[ 2018年8月17日 15:59 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第13日・3回戦   下関国際4―1木更津総合 ( 2018年8月17日    甲子園 )

<木更津総合・下関国際>下関国際の先発・鶴田(撮影・坂田 高浩)
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 137球で1失点完投勝利を飾り、下関国際を初の8強に導いたエース鶴田は試合後「ストライクを先行できるようにしっかり投げた。今回はリードしている展開だったので、同点OKと思って投げていた」と快投を振り返った。

 木更津総合の左打者が体が突っ込んだり、合わない見逃し方をして、ライダーについていけていないのが分かったという。その上で「三振を狙って球数が増えるよりは、打たせて取った方がいい」と着実にアウトを重ねていった。

 4回の無死二、三塁では少し力を入れて後続を断つなど、次々と訪れたピンチにも冷静に対処して乗り切った。「(捕手の)品川のリードは自分も思ったとおりのサインだった。ピンチでも余裕はあった。周りの声も聞こえていましたし。今まで積み重ねてきた練習量、相手との差が自信になっている」と胸を張った。

 打撃でも8回に放った今大会初安打が貴重な適時打となり「こんなにヒットがなかったのは大会ではなかった。真ん中のスライダー。これまでボールが見えていなかったが、調子が悪いと思うと調子が悪くなるので、そうは考えなかった。無死二塁から監督が送りバントで僕に回した。なんとか打とうと思った。1点差と2点差じゃ全然違います」と執念の一打が自らを助けたことを強調していた。

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