大谷 故障後初めて打者に投球 150キロ駆けつけ代打

[ 2018年8月17日 05:30 ]

インターリーグ   エンゼルス3―2パドレス ( 2018年8月15日    サンディエゴ )

<パドレス・エンゼルス>9回2死二塁、空振り三振に倒れる大谷(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が15日(日本時間16日)、右肘の故障後初めて打者を立たせて投球した。今季中の二刀流復帰へ、約150キロの距離を往復する強行軍で練習の「質」を追求した。

 前夜のうちにチームを離れ、アナハイムの本拠エンゼルスタジアムで投げた。球場に設置されている弾道測定器「トラックマン」を活用するためだ。フォームや球の軌道を解析したもようで「いいステップを踏めた。前回よりまた一段進めた」と手応えを強調した。

 ブルペンでの35球の後、打者には休憩を挟んで計33球。カーブとスライダーに加え、フォークボールも初めて5球ほど投げた。「球種によって多少ばらつきというか精度の違いはある」というが、ほぼ全力で腕を振ったのは収穫。11日にブルペン投球を再開後、中1日でブルペン入り。今回は捕手もストライクを判定。9月中のメジャー登板へ、実戦的になってきた。

 「公式戦とはちょっと雰囲気も違うが、自分なりにいい球もいっていた」。練習後はパドレス戦のあるペトコ・パークへ移動。渋滞で球場着は試合直前で、9回に代打で空振り三振したが、疲れは「特にないかな」。試合後は、次の遠征地アーリントンへ向かった。

続きを表示

2018年8月17日のニュース