阪神・北條 5度目猛打賞 もう止まらん22戦連続出塁

[ 2018年8月17日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―2広島 ( 2018年8月16日    京セラD )

<神・広>7回無死、北條は中前打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 勢いが止まらない。阪神・北條が3安打の活躍で22試合連続出塁へ伸ばし存在感を示した。

 「チームが勝てたのが一番よかった。しっかりつないでいくというのを心がけている」

 まずは初回1死から岡田の148キロ直球を右前に運んだ。5回は2死一塁から今度は128キロスライダーを左前打。一時勝ち越しにつなげる役目を果たした。まだまだ終わらない。投手が左腕の飯田に代わった7回は先頭打者で外角の直球を中前に放った。

 今季5度目の猛打賞で打率・350まで上昇。前回猛打賞も7月25日の広島戦だったように鯉投は大好物で、37打数17安打、打率・459の対戦成績が頼もしい。

 7回には2死後にナバーロの打席で3球目で二盗を決めた。16年9月24日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、実に2年ぶりの通算7個目の盗塁に成功。「サインが出てたので」と静かに振り返った。

 無念のうちに開幕1軍を外れたシーズン序盤。2軍では超積極野球をテーマに掲げる矢野2軍監督の下で凡打の際でも全力疾走を徹底してきた。盗塁企図も自分の判断に任せられ、決して俊足の持ち主ではなくても5月末の初昇格までに4盗塁を記録。送り出した矢野2軍監督にも「何をするにしても手を抜かない。それが結果につながっているのは凄くうれしい」と認められた。

 苦しい2軍生活を糧にした再飛躍の夏。再び始まる旅路へ「広島に勝ち越せたので、その勢いで、しっかり自分のできることをやっていきた」と意気込んだ。(長谷川 凡記)

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2018年8月17日のニュース