大谷 バーランダーに雪辱の弾丸二塁打「良いスイングできた」

[ 2018年7月23日 05:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス0―7アストロズ ( 2018年7月21日    アナハイム )

<エンゼルス・アストロズ>4回、バーランダー(左)から右二塁打を放った大谷
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 エンゼルス・大谷翔平投手(24)が21日(日本時間22日)、アストロズ戦に「5番・DH」で出場し、ジャスティン・バーランダー投手(35)から右翼へ二塁打を放った。前回対戦で3三振を含む4打数無安打に封じられたメジャー屈指の剛腕にリベンジ。9回には苦手の左腕から右翼線二塁打し、後半戦初のマルチ安打をマークした。

 バーランダーとの再戦。大谷は、2回無死一塁の第1打席で意表を突いた。「絶好調に見えた」と、初球に投前セーフティーバント。好守備で一塁走者が二塁封殺されたが、まずは足で揺さぶった。

 この必死さが第2打席に結果として出る。4回1死一塁、内角95マイル(約153キロ)直球を強振すると、弾丸ライナーの打球はワンバウンドで右翼フェンスに達した。6回の第3打席も速球に対応し、鋭い右飛。「何回か良いスイングができたかなと思う」と話した。

 大谷が前回「品がある」と評した、速くて伸びる速球を2度、芯で捉えた。この日は、しなりが大きいアオダモではなく、反発力が高いメープルのバットを使用。狙いは「特にないです」と詳細を伏せたが、試行錯誤の日々が実を結んだ。

 二塁打の後、バーランダーの投球を初めて後ろから見て「投げるところにしっかり投げている。やっぱりトップクラス」。打者であり投手。二刀流としてまた一歩、前に進んだ。(柳原 直之)

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2018年7月23日のニュース